こんにちは。リファイン近江八幡のたまいです。

6月も後半になり、ここ数日は梅雨の湿気と急な高温が重なり、不快な蒸し暑さに悩まされる日が増えていますが、実は、こうした「じめじめ+高温」の日こそ、熱中症のリスクが高まるタイミング。室内にいても油断は禁物です。

そこで、熱中症を防ぐために欠かせないのがエアコンですが、リモコンには「除湿」「冷房」「再熱除湿」といった機能があるのはご存じでしたか?
機能を上手く使い分けて、快適と省エネを両立させましょう。

湿度と温度、どちらも熱中症の引き金に

「熱中症は真夏の外だけの話」と思っていませんか?
実は、梅雨時期の室内でも湿度が高いと体に熱がこもりやすく、熱中症のリスクがぐっと高まります。特に、高齢者や小さなお子さまは暑さを感じにくく、自覚のないまま体調を崩すことも。湿度が60%を超えると「不快ゾーン」と言われ、体感温度は実際の気温よりも高く感じられます。だからこそ、室温だけでなく“湿度”のコントロールもとても大切なんです。

冷房・除湿・再熱除湿の違いとは?

冷房
冷房はその名の通り、室内の空気を冷却して温度を下げる機能です。エアコン内部の冷却器で空気を冷やすことによって、室温を効果的に下げます。同時に空気中の水分もある程度取り除かれますが、あくまで主目的は「温度を下げる」役割がメインです。

【ポイント】
・急激に暑い日には冷房が効果的
・温度設定を下げすぎると体が冷えすぎる可能性も


 

💧 除湿(ドライ)
除湿モードは、湿度を下げることを主目的とした機能です。室温をあまり下げずに湿気だけを取り除き、ジメジメ感を軽減します。最近のエアコンでは「弱冷房除湿」と呼ばれることもあり、軽く冷やして湿度を下げる仕組みです。機種によっては冷却後に再加熱するタイプ(再熱除湿)と、加熱せずにそのまま戻すタイプ(弱冷房除湿)があります。

【ポイント】
・梅雨のジメジメの時期や夜など体を冷やし過ぎたくないときにおすすめ
・室温も下がるが、冷房よりはやや穏やか
・冷房に比べて消費電力が少ない


 

🔁 再熱除湿
一部の高機能エアコンに搭載されている再熱除湿は、湿気を除いた空気を再加熱してから部屋に戻すという高機能なモード。室温をキープしながら湿度をしっかり下げることができます。なお、空気を温めなおす工程があり、他の除湿方式に比べて消費電力が大きくなります。

【ポイント】
・湿度だけを下げて快適な室温を保つ
・体調を崩しやすい方、高齢者や乳幼児のいるご家庭におすすめ
・冷房に比べて消費電力が大きい

除湿・冷房・再熱除湿の電気代を比較!どれが安い?

エアコンの「除湿」「冷房」「再熱除湿」モード。それぞれの違いや使い分けは分かったけれど、やっぱり気になるのは“電気代”。毎日使うものだからこそ、ちょっとしたモードの選び方で、月末の電気料金に大きな差が出ることも。

📉1. 一番安いのは「弱冷房除湿」
結論から言うと、もっとも電気代が安いのは「除湿(弱冷房除湿)」モードです。
これは、空気を軽く冷やして湿気を取り除くだけなので、エアコン内部のコンプレッサーがフル稼働する時間が短く、消費電力も抑えめ。

【目安:1時間あたりの電気代】
弱冷房除湿(除湿):約5〜8円
冷房(25〜27℃設定):約8〜12円
再熱除湿:約15〜20円
※一般的な2.2kW(6畳用)エアコン、家庭用電力単価27円/kWhで試算。機種や環境により異なります。


❄2. 冷房は中間。設定温度と使用時間がポイント
冷房は空気をしっかり冷やすため、エアコンのパワー(圧縮機)が長く稼働しやすくなります。ただし、設定温度や室温によって消費電力は大きく変わります。

節約ポイント:

・設定温度を**26〜28℃**に保つ(下げすぎない)
・日中は遮熱カーテンやすだれで室温の上昇を防ぐ
・扇風機やサーキュレーターを併用して体感温度を下げる


🔁3. 快適だけど割高な「再熱除湿」
再熱除湿は、除湿した空気を再び温めて室温を一定に保つ仕組み。快適さはピカイチですが、そのぶん加熱と冷却を同時に行うため、電気代は最も高くなります。

節約のコツ:

・連続使用を避ける(特に夜間や留守中)
・梅雨や湿度80%を超える日など本当に必要な時だけ使う
・節電重視の日は、再熱除湿ではなく弱冷房除湿に切り替える

暮らしの中でどう使い分ける?

☕ ある梅雨の日の朝
雨音が屋根を打つなか、窓を閉め切った室内はじっとりと湿っぽく、朝から汗ばむほど。そんな日は「除湿」モードで湿気を取りながら、軽やかに一日を始めましょう。

💤 寝苦しい夜
湿度が高いと寝苦しく、寝汗をかきすぎて夜中に何度も目が覚めてしまうことも。そんなときは「弱冷房除湿」または「再熱除湿」モードに。身体を冷やしすぎず、安眠をサポートします。

🍽 暑い昼下がり、家族でリビングに集まる時間
太陽が高く昇り、室温もぐんぐん上昇する午後は「冷房」が頼りになります。ただし、設定温度は下げすぎず、26〜28℃を目安にして、サーキュレーターで空気を回すと効率よく涼しくなります。

エアコンだけじゃない、住まいの工夫も大切

エアコンを使えば涼しくなりますが、「冷やす」だけに頼る暮らしは、意外とエネルギーのロスが大きく、体にも優しくありません。だからこそ、エアコンを使用すると同時に住まいのつくりを少し見直すだけで、より自然に、快適に過ごせるようになります。

🪟 1. 窓まわりの遮熱・断熱対策で「熱を入れない」
夏の室温上昇の約7割は窓からの熱が原因とされています。つまり、窓対策をするだけで、家の中の暑さを大幅に軽減できるのです。

 すぐできる工夫

・遮熱カーテンやUVカットレースを使う
・窓の外にすだれやグリーンカーテン(ゴーヤ・朝顔など)を設置
・窓ガラスに断熱・遮熱フィルムを貼る

🔧 リフォームでさらに快適に

・内窓(二重窓)の設置:外気の熱を遮断し、冷房効率アップ
・樹脂サッシやLow-E複層ガラスへの交換:断熱性が格段に向上し、夏だけでなく冬も快適


💨2. 空気を「回す」ことで冷気を無駄にしない
エアコンの冷気は、部屋の下のほうにたまりがち。冷えた空気をうまく循環させることで、体感温度が下がり、設定温度を高めにしても快適に過ごせます。

✅ 暮らしの工夫

・サーキュレーターを天井方向に向けて回す
・扇風機を部屋の端に置き、空気を「対流」させるように使う
・ドアを少し開けて、家全体に空気が流れるようにする

🔧 リフォームのアイデア

・天井ファンの設置:天井から空気を循環させ、部屋全体を効率よく冷やす
・通気口・換気システムの見直し:換気が滞りがちな間取りでも、風の流れをコントロールできる


🏡 3. 断熱性能を高めて「熱がこもらない家」に
家そのものの断熱性が高ければ、外の熱が室内に伝わりにくく、エアコンの効率もグンと上がります。長い目で見ると、電気代の節約にもつながる重要なポイントです。

🔧 こんなリフォームで差が出ます

・天井・壁・床に断熱材を追加・補強
・屋根の遮熱塗装や、外壁の遮熱・断熱仕上げ
・床下換気の見直しで、夏の熱気の滞留を防ぐ

まとめ|エアコンの使い分けで、健康で心地よい夏を

暑さは、私たちの体だけでなく、心にも影響を与えます。イライラや不眠、疲れやすさの原因のひとつは、温度や湿度の乱れにあります。エアコンの機能を知り、適切に使い分けることで、身体への負担を減らし、快適な日常を手に入れることができます。そして、それは家族の健康を守ることにもつながります。
今年の夏は、ちょっとだけエアコンの設定に気を配ってみませんか?
おうちの中のお困りごと、どんなことでもお気軽にご相談ください!

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