こんにちは。リファインのTomです。
本日はクリスマスですね🎄皆さんはいかがお過ごしですか?
私は去年のクリスマス、離れて暮らす母がキッチンのガスコンロの火をつけっぱなしにしてお鍋を焦がした話を聞いて、ヒヤッとした記憶があります。みなさんも家の中で「ヒヤッとした」「あっ、危なかった」という経験はありませんか?
転びそうになったり、つまずいたり、滑ったりといった“ヒヤリ”とする瞬間は、実際には大事故の一歩手前であることも少なくありません。今回はヒヤリハットの意味から、家の中で起きやすい危険、防ぐためのリフォーム方法をお伝えします。
■ ヒヤリハットとは?
ヒヤリハットとは、「ヒヤリ」としたり、「ハッ」と驚くような事故につながりかねない出来事のことを指します。
実際に事故やケガは起きていないものの、原因を放置すれば大事故につながる可能性が高い“予兆”ともいえます。企業の安全管理の現場では日常的に使われる言葉ですが、家庭内でも同じように“危険のサイン”として非常に重要です。
例えば、
- 濡れた床で足を滑らせそうになった
- 玄関の小さな段差につまずきかけた
- 階段の途中が暗くて踏み外しそうになった
- 浴室で急に立ち上がったときにふらついた

こうした“ヒヤリ”は珍しいことではありません。ところが、一般家庭では見過ごされがちで、結果として転倒事故や骨折につながるケースもあります。
■ 家庭で起きやすいヒヤリハットとその原因
家の中には、思った以上に多くの危険が潜んでいます。特に多いのが次のポイントです。
- 段差や境目のつまずき
わずか1〜2cmの段差でも、子どもや高齢者にとっては転倒の原因になります。 - 滑りやすい床材
フローリングや浴室の床は、水や靴下ですべりやすくなります。 - 照明不足による視界不良
廊下や階段が暗いと、足元が見えにくく危険です。 - 浴室
温度差によるヒートショックの危険
冬場の脱衣所や浴室は、急激な温度変化が体に負担をかけます。
転倒
石鹸の泡やぬめりですべる、浴槽の出入り時にバランスを崩す
他にもキッチンでの事故や階段、ベランダなど危険な場所が多くあります。気をつけていても完全に防ぐことは難しい場合は、環境そのものを改善するリフォームが効果的です。

■ リフォームで解消できるヒヤリハット
ヒヤリハットの多くは、ちょっとしたリフォームで大幅に減らすことができます。
-
段差解消・バリアフリー化
玄関や廊下、部屋の境目の段差をなくすことで、つまずき事故が大幅に減ります。

-
滑りにくい床材へ変更
浴室には滑りにくい素材の床、リビングにはクッション性のある床材にすることで安全性がアップします。

出典:TOTO浴室カタログ
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手すりの設置
階段、玄関、トイレ、浴室などに手すりを設けると、転倒防止に大きく貢献します。

出典:TOTO手すりカタログ
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明るい照明への変更
LEDで足元を照らしたり、センサーライトを設置することで、夜間の移動が安心になります。

出典:Panasonic照明器具カタログ
-
浴室の安全対策
浴槽のまたぎ高さを下げたり、断熱性能を高めることで、転倒やヒートショックの危険を減らせます。

出典:Panasonic浴室カタログ
■ まとめ
ヒヤリハットは、日常生活の中で必ず起こるものですが、放置すれば大きな事故につながる可能性があります。家族が安心して暮らすためには、危険の予兆に気づき、環境そのものを改善していくことが大切です。
「転ばぬ先の杖」として、ヒヤリとした瞬間をきっかけに、今年の年末は家の安全性を見直してみてはいかがでしょうか🍀

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