こんにちは。リファイン近江八幡のたまいです。

年々、気候変動の影響で夏の災害が激甚化しています。線状降水帯による集中豪雨、台風の大型化、ゲリラ豪雨、さらには熱中症や停電による二次被害など、夏は自然災害のリスクが非常に高まる季節です。

「災害は忘れたころにやってくる」とは言いますが、最近では「災害はいつもすぐそこにある」と考えるべきかもしれません。今回は、**夏の災害に備えて今からできる「住まいの備え」と「暮らしの備え」**についてお伝えしたいと思います。

目次
1. そもそも「夏の災害」にはどんなリスクがある?
2. 今からできる「住まいの備え」
3. 今からできる「暮らしの備え」
まとめ

1. そもそも「夏の災害」にはどんなリスクがある?

夏は自然災害が集中するシーズンです。以下のようなリスクが同時多発的に起きやすくなります:

台風:暴風・豪雨・高潮を伴い、家屋の損壊や床上浸水が発生
集中豪雨・線状降水帯:短時間で局地的に大雨をもたらし、河川の氾濫や土砂災害を誘発
猛暑・熱中症:電力不足による停電が重なると、命に関わる健康被害にも
落雷や停電:通信・家電・冷蔵保存など、生活インフラに直結する被害が起きやすい

これらはどれも予測が難しく、突発的に発生することが多いため、日頃の備えが非常に重要です。

2. 今からできる「住まいの備え」

災害の被害を最小限に抑えるには、住宅自体の強化と工夫が非常に重要です。以下のような点を見直してみましょう。

2-1. 雨どい・排水口の詰まりをチェックする
集中豪雨や長雨により、雨どいや排水が詰まってオーバーフローする被害が多発しています。詰まりによって雨水が外壁や基礎へ逆流し、雨漏りや構造劣化につながるリスクがあるため、事前の点検と清掃が重要です。

【具体的な対策】
・雨どいの継ぎ目、集水器に落ち葉や泥が詰まっていないか確認
・ベランダやバルコニーの排水口も清掃
・雨どいが経年劣化していれば交換や固定強化を検討

自分での清掃が難しい場合は、地域のリフォーム業者や便利屋に年1回程度依頼するのも良い方法です。

2-2. 窓ガラス・サッシの強化と雨戸の設置
台風や突風で飛んできた物が窓ガラスに当たると、破損して室内が吹きさらしになり、家具や床が濡れる、怪我をするなどの被害が想定されます。

【対策例】
・窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る(DIYでも可)
・雨戸・シャッターを設置(後付けタイプもあり)
・サッシのすき間に防水・防風テープを貼る
・ペアガラスや強化ガラスへの交換を検討

**既存住宅に後付けできる「耐風雨シャッター」**の設置は、防犯対策としても有効なリフォームです。

2-3. 浸水被害への備え(床上・床下浸水)
大雨や川の氾濫で、自宅が浸水するケースもあります。特に1階部分が道路より低い住宅、または河川沿いの立地では、早めの備えがカギとなります。

【浸水対策の具体例】
・止水板や水のう(ウォーターバリア)の設置
・サッシ周辺に止水テープやシール材を施工
・基礎の防水性強化(防水モルタルや撥水剤)
・エアコンの室外機や給湯器を嵩上げして設置

リフォームでは、床下換気口の位置変更や、排水管の逆流防止装置の設置といった専門的な対応も可能です。

2-4. 停電・断水に備える住宅設備
台風や雷雨などによる停電は、夏の災害で最も生活への影響が大きい要素です。特に熱中症や食中毒など、健康被害につながる恐れがあるため、停電対策は早急に準備を進めましょう。

【住宅設備の備え】
・ポータブル蓄電池やポータブル電源の導入
・ソーラーパネル付き屋根やカーポートの設置
・断熱リフォーム(断熱材の補充・窓の改修)で室温上昇を抑える
・遮熱塗料の外壁・屋根塗装(室温-3〜5℃の効果)

また、停電中の給水停止に備え、風呂水やポリタンクに水を貯めておく習慣も効果的です。給水ポンプを備えた太陽光発電システムや、災害時対応型のエコキュートなども選択肢になります。

2-5. 外構や周辺環境の見直し
住まいの周囲にある樹木やフェンスなども、強風や大雨の影響を受けるリスクがあります。

【チェックポイント】
・台風で飛ばされやすい物を事前に撤去・固定
・古くなったブロック塀やフェンスを耐震性の高い仕様に変更
・雨水の排水ルート(側溝やU字溝)の詰まり確認

外構部分は意外と見落としがちですが、**「飛来物や浸水を防ぐ第一線」**と捉えて整備することが重要です。

3. 今からできる「暮らしの備え」

住まいの強化に加えて、日々の暮らしの中でも災害に強くなる備えは可能です。家族での共通認識や備蓄体制、情報収集の仕組みを具体的に整えておきましょう。

3-1. 家族で避難計画を立てる
災害時、家族が離れ離れになっていたり、電波が使えない状況では、事前に決めておいた避難行動が命綱となります。

【避難計画に含めるべき内容】
・最寄りの避難所の場所・ルート確認(徒歩・車の両方)
・自宅周辺のハザードマップを印刷して保管
・家族が学校・職場などにいるときの集合場所
・緊急連絡方法(LINE、災害伝言ダイヤル、メモ書きなど)

「夜間に停電したら?」「通信が遮断されたら?」など、シミュレーションしながら避難訓練を行うと、実効性が高まります。

3-2. 備蓄品は「使いながら補充する」スタイルで
災害時に必要な物資は多岐に渡りますが、単に保管しておくだけではいざというとき使えない場合も。**「ローリングストック方式」**で、日常的に使いながら備蓄するのが理想です。

【備蓄すべき主なアイテム】
・水(1人1日3L×最低3日分)+ペット用水
・レトルト・缶詰・フリーズドライ食品
・カセットコンロとガスボンベ(2週間分が目安)
・モバイルバッテリー(満充電で保管)
・非常用トイレ(簡易トイレや凝固剤)
・冷却グッズ(氷枕、冷感タオル、冷感スプレー)
・衛生用品(ウェットティッシュ、消毒、マスク)

ポイントは、「日常生活でも使えるものを少し多めに買っておく」ことです。賞味期限や使用期限を定期的にチェックし、使った分を買い足す習慣をつけましょう。

3-3. 情報収集のルートを複数確保する
災害発生時、自治体や気象庁からの情報が届かない、あるいはSNSなどで誤情報が拡散されるケースもあります。信頼できる情報源をあらかじめ確保し、すぐアクセスできるようにしておきましょう。

【おすすめの情報ツール】
・気象庁の防災アプリ(「キキクル」など)
・自治体の防災メール・LINE通知
・Yahoo!防災速報アプリ

まとめ

災害はいつ起こるか予測できません。しかし、被害を最小限にするための備えは、今日からすぐにでも始められます。
・雨どいの掃除やガラスの補強など、住まいの点検
・停電・断水に備えた備蓄と情報収集手段の確保
・家族での避難計画・連絡手段の共有
・断熱や防水性を高める住宅リフォームの検討

「何かが起きてから」ではなく、「起きる前」にできることを、一つずつ着実に進めていくことが、家族と暮らしを守る最大の防御策です。ぜひ参考にしてみてください。

—————————–Refine Information———————————-

***お問い合わせ***

リファイン守山

守山市守山3丁目2-33
TEL:0120-077-528

✆リファイン守山に電話する

※電話発信ボタンを3回以上タップしますと誤発信防止の表示がされます。
お電話される際は「通話を許可」または「許可する」をお選びください。

リファイン草津

草津市野村2丁目10-26
ホワイトビル1階A
TEL:0120-115-932

✆リファイン草津に電話する

※電話発信ボタンを3回以上タップしますと誤発信防止の表示がされます。
お電話される際は「通話を許可」または「許可する」をお選びください。

リファイン近江八幡

近江八幡市鷹飼町北3丁目7-9
ルミナスB.L.D 1階
TEL:0120-39-8735

✆リファイン近江八幡に電話する

※電話発信ボタンを3回以上タップしますと誤発信防止の表示がされます。
お電話される際は「通話を許可」または「許可する」をお選びください。