雪がちらちいたり、暖かくなったり、雨が降ったり、
まさしく、三寒四温の日々ですね~icon01
週に2回は、やっぱり、お鍋にビールiconN23という、こうほう@まっちゃんです~kao05
みなさん、風邪などひいていませんか?
まだまだ、インフルエンザも流行ってるようですよ。
お気を付けくださいね~face01
さて、先日、、膳所まで行ったときに、
以前から気になっていた、カトリック大津教会へ行ってきました。

外観はおよそ教会とは思えない、東洋的な建物です。
『湖国のモダン建築』(石田潤一郎・吉見静子・池野保共著)
によれば、昭和14年、大林組の下請けとして京都アメリカ屋が起工。
バーン司教が、信仰の土着化という立場から、日本に建てる教会も、
日本風の建物であるべきだとういう信念から、建築されたようです。

膳所の小高い丘に建ち、石段を登ると玄関に、
「ご自由にお入りください」の文字。
どんな人も、神様は受け入れてくれる・・そんな雰囲気に、
ちょっと、身が引き締まる思いになりますね。
中に入ると、モザイクタイルの床、階段があり、開けられたドアから、
聖堂内が見えます・・・やはりモザイクタイルが・・・kao_21

静寂な雰囲気の中、赤い絨毯がまっすぐ伸びた先、
正面にはキリストが貼り付けられた十字架が下がり、
その下には白い布が敷かれた祭壇、その上に小さな赤い灯り燈。

絨毯の両脇にはずらっと長椅子が並び、白い壁、
中央が高くなった天井の両側の高窓から、光が差し込み、
連続して続くアーチ型の柱にも、モザイクタイルがあしらわれていますface02

さすがに聖堂、静かです。
誰もいないと思って、そのまま帰ろうとしたら、
玄関横の小さな事務室に、上品そうなおばさまがひとり。
私が来たときはどこかに行ってはったみたいで、
私を見て、声をかけてくださいました。
「どうぞ、ごゆっくりしてくださいね」
カトリックについて、いや、キリスト教について知識のない私に、
この建物の話、プロテスタントとの違いや、教会の役割など・・・
本当に、いろいろと話してくださって、勉強になりましたね~kao_11
「あなたがここへ来たことは、神様がちゃんと見ていてくれてはるので、
 これからは、あなたのことを見守ってくれはりますよ」

両脇に、ステンドグラスもあります。
太陽の光がまぶしく光っています。
「あなたをひとりにしない」 というのが神様なんだそうですkao_11
どんなことがあっても、
「あなたはひとりではないんですよ」
「そばにいますよ」 
そうおっしゃってくれるんですって。

天井もユニークです。

玄関を入って振り向くと・・・後ろ側です。
右手のカーテンのところは、懺悔をするところだそうですkao_9
「今、心を病んでる人や迷ってる若者とか多いですね。
 教会は、そういう人を救う場所であるんですよ~」
膳所の町中に、ひっそりとたたずむ教会。
小高い丘なので、昔はここから琵琶湖が一望できたらしい。
今は、マンションが建ち並び、住宅地となった町並み。
それでも、前に立つと心が落ち着けます。
木造建築、白い壁に切り妻の屋根、青い塗り瓦・・・
町並みに溶け込んだ教会は、70年以上過ぎても、
日本人に親しみのある教会を造ろうとしたバーン司教の思いを、
ちゃんと、伝えているように思えました。
県内には、ステキな建物が、まだまだあります。
機会があれば、また、紹介しますねkao_21
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