築30年以上の家はどうする？フルリフォームと建て替えの違いを徹底比較

こんにちは。リファイン近江八幡のたまいです。
10月も後半になり、日中も肌寒く感じるようになってきましたね。

さて、今回は『フルリフォームと建て替え』についてご紹介したいと思います。

「築30年以上の我が家、そろそろあちこち傷んできたけど、建て替えたほうがいいの？それともリフォームで十分？」
そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
長年住み続けた家には愛着がある一方で、耐震性や断熱性の不安、間取りの不便さなど、住まいに対する課題も増えてきます。

フルリフォームとは？
＝家の”骨組み”を活かして新築のように再生

フルリフォーム(スケルトンリフォーム)とは、柱や梁などの構造体を残して内部を全て作り替える工事のことです。
間取りの変更、配管や断熱材の入れ替え、外壁・屋根の補修など、ほぼ新築同様に仕上げることができます。

🏡フルリフォームの主な特徴
・建物の構造を活かすため、建て替えよりも費用が抑えられる
・既存の基礎や骨組みが利用できるので、工期が短い(目安：2～4か月)
・登記上は「リフォーム」扱いのため、固定資産税や建築確認申請の負担が少ない
・現在の家を残すので、愛着を保ちながら快適性をアップできる

一方で、構造が古く劣化している場合や、間取り変更の自由度が限られるケースもあります。特に、基礎や柱が傷んでいる場合は補強費用がかさむこともあるため、事前の建物診断が欠かせません。

建て替えとは？
＝新しい構造で”ゼロから”理想の家を作る

建て替えは、既存の建物を解体して新たに住宅を建て直す工事です。
構造体からすべて新しくするため、最新の耐震基準・省エネ基準を満たした家にできます。

🏡建て替えの主な特徴
・設計の自由度が高く、間取り・デザインを完全に一新できる
・耐震・断熱性能が大幅に向上し、将来的な安心感が得られる
・土地や基礎から見直せるため、将来の資産価値も高い

ただし、デメリットも存在します。
・解体費・建築確認申請・登記などの費用が追加で発生
・工期が長く（目安：4〜6ヶ月）、仮住まいが必要になることが多い
・再建築不可の土地や、建ぺい率・容積率の制限により同規模で建てられない場合も

判断の目安は「構造体の状態」と「今後20年の暮らし方」

判断ポイントは、「建物がこれからどれだけ持つか」と「これからどう暮らしたいか」です。

🏡フルリフォームが向いているケース
・基礎や柱がしっかりしており、構造的に問題がない
・現在の家に愛着があり、外観や思い出を残したい
・工期・費用を抑えたい
・建て替えが制限されるエリア（再建築不可など）

🏡建て替えが向いているケース
・シロアリ被害や腐食などで構造体の劣化が進んでいる
・耐震・断熱性能を根本的に改善したい
・間取りを一新し、将来のバリアフリー対応をしたい
・二世帯住宅や賃貸併用住宅など、新しい生活スタイルを実現したい

専門家に相談して、後悔のない選択を

リフォームか建て替えかの判断は、専門家による建物診断とライフプランの整理が欠かせません。
見た目がきれいでも、基礎や構造材が劣化しているケースは珍しくありません。
一方で、しっかりした構造体を活かせば、フルリフォームで費用を抑えながら新築同様の快適さを得ることも可能です。

当社では、お客様の家の状態をしっかり確認し、最適な選択肢をご提案を行っております。

まとめ：大切なのは「今の家をどう活かすか」

築30年以上の家は、「壊す」か「直す」かという二択ではありません。
大切なのは、「この家にこれからどう住み続けたいか」を明確にすることです。
リフォームの方が初期費用は抑えられますが、建物の老朽化具合や将来の維持コストを考慮すると、長期的には建て替えの方が経済的になるケースもあります。
どちらが得かは、建物の状態・予算・家族構成・ライフプランによって変わります。

もし判断に迷われたら、まずはお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様の「これからの30年」に寄り添ったご提案をいたします。

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