こんにちは。リファイン近江八幡のたまいです。
やっと日中でも涼しい気候になってきましたね。
暑さが和らいで嬉しい反面、この時期の煩わしいことと言えば… ” 衣替え ” です。
私は収納下手なので衣替えは大の苦手です。そんな我が家には『ウォークインクローゼット』を採用しており、特に衣替えすることなく快適に過ごせていますので、今回は『ウォークインクローゼット』について紹介したいと思います!
①ウォークインクローゼットとは?
ウォークインとは「歩いて入れる」という意味で、ウォークインクローゼットは中に入って荷物をしまったり、取り出したりできるくらい広さのある収納空間をいいます。一般的に「クローゼット」というと、壁に埋め込まれているタイプで奥行きが50〜60㎝程度の収納スペースの事を指すのに対して、ウォークインクローゼットは2畳~4畳ほどの広さがある一つの部屋のような収納専用スペースで、モノの増えた現代人の生活にマッチしたユニット収納です。
②ウォークインクローゼットのメリット
ウォークインクローゼットには、主に次のようなメリットがあります。
1.大容量の収納が確保できる
ウォークインクローゼット最大のメリットは、大容量の収納が確保できることです。一般的なクローゼットと比べて収納スペースが広い為、衣類だけでなく靴、アクセサリー、かばんなど、身に着けるものをひとまとめに収納できます。また、家族全員分の衣類をまとめて一か所に収納しておくことも可能になり、各部屋に衣類収納を置く必要がなくなります。
2.大型の荷物が置ける
ウォークインクローゼットは、いわば小さな衣装部屋のような感じのため、ファッショングッズ以外にも扇風機やヒーターなどの季節家電やスーツケース、楽器類などいつも使わない大きなものも機能的に収納することができ、収納場所のお悩みが解決できます。
3.着替えるスペースとして使える
広さが十分にあるウォークインクローゼットであれば、中で着替えを済ますこともできます。ウォークインクローゼットにドアや姿見を付けておくと、家族がいても気軽に着替えることが出来ます。
4.衣替えが必要なくなる
ウォークインクローゼットであれば季節関係なく、1年分の洋服を一度に収納することが可能なため、夏物や冬物を入れ替える必要がなくなり、面倒な衣替えが不要になります。また、広さがある分、市販の収納グッズなどを組み合わせて使い勝手よく収納することで、手持ちの服をすべて把握できるので、うっかり同じような服を買ってしまうこともなくなります。
③ウォークインクローゼットには種類がありますー収納タイプ編ー
ウォークインクローゼット内のパイプや棚の配置は、置く物によってさまざまなバリエーションが考えられます。収納したいものに合わせて、上手に組み合わせることで、効率の良い収納が実現できます。収納方法には主に以下のタイプがあります。
1.枕棚+ハンガーパイプの設置
枕棚とは収納内の上部に設けた棚のことです。この枕棚とハンガーパイプの組み合わせは、一般的なクローゼットにも採用されている最も一般的な作りです。丈の長いコートやパンツ類も収納しやすい配置です。用途に合わせて、市販の衣装ケースを設置するのもおすすめです。
2.ハンガーパイプを2段設置
枕棚を設けず、ハンガーパイプを上下2段設ける配置です。その場合は、丈の長い衣類はかけられないので上着専用になりますが、ハンガーパイプ1段のときの2倍の収納力が得られるので、あまり広いスペースを確保できない方や衣装の量が多い方におすすめです。
3.棚を設置
壁全面に棚を設置するというプランです。バッグや帽子などの小物や、畳んだ衣類を収納したい場合に向いています。可動棚を設置すれば、収納したいものの変化に対応できて便利です。また、コの字型のレイアウトの場合には、正面の壁面に布団の収納棚を設置するのもおすすめです。
4.ユニットキャビネットを設置
ユニットタイプは、上段はハンガー、下段は収納棚を組み合わせたものです。例えば半分はハンガーメインで掛ける収納にして、半分は棚にして畳んで収納するなど手持ちのファッションアイテムの種類に合わせ、バランスよく組み合わせられます。工夫次第で機能的にたっぷり収納できておすすめです。
5.棚やハンガーパイプなどを設けない
あえて棚やハンガーパイプを設けないケースもあります。その場合、衣類や小物などは、市販のハンガーラックや収納ボックスなどを使って整理します。将来的に使い方が変わる場合などに対応しやすいプランです。
④ウォークインクローゼットには種類がありますーレイアウト編ー
ウォークインクローゼットには用途や広さに応じて大きく4つのタイプがあります。広ければ使いやすいというものではなく、レイアウトは家族構成や収納する荷物によって次のように分類できます。
1.『Ⅰ型』:スペース片側の壁のみに収納が設置されているタイプ
Ⅰ型は従来のクローゼットに一番近い、壁の一面のみが収納スペースになるレイアウトです。一見普通のクローゼットのようですが、パッと見渡せて荷物が把握しやすいのに加えて、奥行きがあるため棚を付けておくと布団を畳んで収納することもできます。またハンガーパイプを上下2段に付けたり、パイプの上部と下部に棚をつけたりすることで、スペースを無駄にしない工夫もでき、小さなスペースでも取り入れやすいレイアウトです。
2.『Ⅱ型』:スペース両側の壁に収納が設置されているタイプ
Ⅱ型は、左右の壁二面が収納スペースになります。いわば、通路を挟んでクローゼットが対面しているイメージです。片方はパイプハンガーで、反対側は可動棚を設置するなど、使い方や配置の自由度が高いのが特徴です。家族が多く、複数人でクローゼットを共有する場合におすすめです。また、入って正面の壁面がデッドスペースになりがちですが、姿見や小さな棚を設置するとスペースを無駄なく活用することができます。
3.『L字型』:片側と奥の壁に収納が設置されているタイプ
L型は、I型の奥の壁面にも収納ができる、L字形状のタイプです。2畳程度のスペースがあれば設置できるため、Ⅰ型の次に省スペースで実現できるレイアウトです。L字のエルボー(角)部分はデッドスペースになりがちですが、長辺部分にはパイプハンガーで洋服類を収納し、短編部分は収納棚にして、洋服を畳んで収納したり、カバン・靴類を収納すると無駄なくスペースを有効活用できます。また、棚の奥行を広げることで、布団の収納棚としても活用できます。
4.『コの字型』:スペース両側+奥の壁全面に収納が設置されているタイプ
4種類の中でもっとも大きなスペースを必要とし、高い収納力を有するのがコの字型。II型ではデッドスペースになりがちだった奥の壁にも収納があるので、壁面を無駄なく活用できるのが特徴です。広いので自由度も高く、家族全員分まとめて収納したい方やファッションアイテム以外に使わない季節家電などもまとめて収納したい方におすすめです。
⑤ウォークインクローゼットの広さはどれくらいがおすすめ?
ウォークインクローゼットには、最低でも収納スペースと通路の幅が必要となります。では実際に、どれぐらいの広さが必要なのかおすすめのサイズをお伝えします。なお、荷物の量によっては適したサイズは異なりますので、あくまでも参考にしてください。
■【2畳】=2人家族におすすめ
2畳は畳2枚分の広さです。例えば奥行1.8mでⅡ型のレイアウトを採用した場合、左右に1.8mのパイプハンガー(奥行き60cmを想定)と通路60cmを設置でき、2人分の衣類の収納にちょうどよい広さです。極端に洋服をたくさん持っている場合を除き、この程度の空間があれば2人分の衣類やファッションアイテムは無理なく収納できるのできるのではないでしょうか。ただし、洋服が多い場合や大型家電や趣味のものも収納したい場合は手狭に感じる可能性もあります。
■【3畳】=3~4人家族におすすめ
3~4人家族でお子さんが小さい場合には、3畳くらいのスペースが目安です。3畳あれば、ユニットキャビネットを複数置くことができ、着替えのスペースも確保できます。例えば、コの字型のレイアウトにしたい場合、奥行き2メートルで幅2.4m確保することが出来、広さの分だけレイアウトの自由度も増し、ファッションアイテム以外も収納できそうです。
■【4畳】=4人以上や収納するものが多い方におすすめ
大家族や広々したウォークインクローゼットが欲しい方、とにかく収納するものが多い、着替えやランドリースペースを兼ねたスペースにしたい方におすすめです。しかし、広いとデッドスペースが生まれやすくなるので、奥行きがかなり長いコレクター部屋のようなレイアウトにするなど、スペースを有効活用できるようレイアウトにする工夫が必要です。
このように、「広さとしては、人数=畳数が目安になります。最低でも収納の奥行+人が歩くスペースが必要になりますが、服だけをかける場合は奥行650mm以上、布団を置く棚(中段)を設ける場合は奥行750mm以上あると便利です。なお、人が歩く幅は、600mm以上で考えるといいでしょう。
また、ウォークインクローゼットの設置場所でも使い勝手が変わってきます。よく寝室に直結した場所に設ける方も多いですが、近年では洗面・脱衣室と直結したところに設けて、家族の更衣室として利用するというパターンも人気を集めています。
LDKに直結させて、お子様のおもちゃ収納を兼ねる方法もおすすめです!
まとめ
ウォークインクローゼットには、多くの利便性がある一方でデメリットとして、
『広いスペースを要するため、居住スペースが狭くなってしまう』
『整理整頓を怠ると逆にモノが増えてしまって散らかってしまう』
などがあげられますが、ウォークインクローゼットの広さやレイアウトによってさまざまな特徴がありますので、自分や家族のライフスタイルに適したものを選ぶことで、利便性の高い空間を作ることが出来ます。ぜひリフォームの参考にしてみてください。
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