不安定な天候が続いてましたが、今日は初夏らしい良いお天気ですね~
暖かくなると、ビールがおいしい、こうほう@まっちゃんです
さて、暖かくなると水が恋しい季節になりますが、
先日、高島市の針江地区に行ってきました
ここは、NHKハイビジョンで2004年に放映された、
「映像詩 里山、命 めぐる水辺」や、
今森光彦さんの写真集でも有名になった
漁師の田中三五郎さんの船着き場です。
NHKの番組では、針江で暮らす三五郎さんを通して
針江の四季の景色が描かれてました。
魚を採っていたり、鳥と共生していたり、
町の中の川を掃除していたり・・・
家の中に水を引き入れている「かばた」の風景が
あまりに印象的な番組でしたね。
「かばた」です。
わき水の出ている「元池」、そこから次の「つぼ池」に流れ、
そこからコイが泳ぐ「はた池」に流がれて、外を流れる用水路につながっています。
それぞれ、料理や飲料水に使う水、野菜を洗う水、お鍋や食器を洗う水・・などに分かれています。
「はた池」にお鍋や食器をつけておくと、野菜くずやご飯つぶを、コイが食べてくれるんですって。
究極のエコですよね~
豊かな湧き水のある針江地区は、
「生水の郷(しょうずのさと)」とも言われるところ。
NHKの番組で紹介されてから、静かな集落は大きく変わりました。
集落内を訪れる人が増え、知らない人が「かばた」をのぞいていたり、写真を撮ったり。
ここに暮らす人たちにとっては、思いもかけない状況になったそうです。
そこで、「生水の郷委員会」が結成され、人々の暮らしを守りながらも、訪れる人々に針江の町を知ってもらおうと、ボランティアで集落内と琵琶湖岸の針江浜などをガイドをすることにしました。
針江の集落を流れる大川は70%が湧き水です。
集落内の「かばた」からの湧き水も集め、やがてヨシが生い茂る琵琶湖に流れます。
春になれば「ノウルシ」が咲く、針江浜。
見学コースは、道の駅「しんあさひ風車村」に申し込む定期ツアーもあるんやけど、
「生水の郷委員会」に申し込めば、いつでも案内してくださるそうです。
「かばた」とともに暮らすというのは、かつての日本の農村ではフツウやったでしょうね。
湧き水を大切にし、下流の人のことを思いやりながら暮らすというスタイル。
その生活が今も続いているというのが、ここのすごいことなんですよ~
「里山水辺ツアー」については、→ こちらから
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