VOL.9 決め手は「方向性」バリアフリー編
2024/04/09
リフォームのご相談で、バリアフリーを意識されるお客様が多くなりました。
バリアフリーリフォームと一口に言っても、床の段差の解消、手すり取り付けなど軽微なリフォームから、廊下を広げる、ホームエレベーターを設置するなど、大掛かりなリフォームまで様々です。
では、いざという時に困らないため、将来を見据えてのバリアフリーリフォームは、どこまですれば良いしょうか。考えていただきたいのは、お客様のバリアフリーの「方向性」です。
バリアフリー工事として、よくあるのが、手すりの取り付けですが、手すりを付けたばかりに、廊下の幅が狭くなって車椅子が通れなくなったという場合もあります。せっかくの工事が無駄にならないために、家族の中の誰を対象にバリアフリーを考えるかで、方向性を決めましょう。
- 行動を助けてくれる、補助的なバリアフリー自分の力で自発的に行動するため、手すりを付ける、段差の解消、ドアの把手をレバーハンドルに替えるなど、補助的なリフォーム。
- 車椅子に対応した住まいにリフォーム車椅子が使えるように廊下や出入り口の幅を広げる、スロープを付ける、キッチンの高さを検討するなど、家の間取りにも関わる大掛かりなリフォーム。
T様邸で、最初にご提案した、パース図
手が不自由な奥様にために、行動の流れを助けるキッチンをプランニング
方向性を決めると、それをもとに、細部をプランニングします。
手すりの高さを身長に合わせる、段差解消の方法を選ぶ(ステップ、スロープ)、キッチンのシンクの高さ、洗面化粧台の高さを車椅子に対応させる…などです。
T様邸
施工後のキッチン高さ調節ができるワゴンを特注。
お料理を、キッチンから、レンジや、ダイニングテーブルに運ぶのを助けます。
「バリアフリーはこうしなくてはいけない」 というものではなく、赤ちゃんからお年寄りまで、その家に住む家族全員が、安全で暮らしやすい家であることが大切です。どんな不自由を解消するか、何を優先して考えるか、バリアフリーの「方向性」を明確にすることで、家族全員が快適に過ごせる、人に優しい住まいが実現できるのです。
次回は、「古民家編Ⅰ」です。
お楽しみに~
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