VOL.3 決め手は「スキマ」収納編(リビングほか)
2024/04/09
リフォームで、お客様の大半が収納力を増やしたいと希望されます。限られたスペースの中で収納力を増やすのは、いかにデッドスペースを活用できるかがポイントとなります。住まいの中を細かく見てみると、必ず、有効利用できる「スキマ」があります。
事例をご紹介しましょう。
階段下の空間利用
収納庫に利用されることが多い部分ですが、奥行きがあるので物をしまい込み過ぎ、使いづらい場合もあります。「何を収納するかを想定」し、側面、前面と複数箇所から使えるようにするとより使い勝手がよくなります。
ダイニング側からと、リビング側から、使えるようにプランニング。リビング側はクローゼットにして、扉の前に、ダイニングとリビングを仕切るドアを、引き込めるようにします。
玄関収納のスキマ利用
収納家具を設置することで壁とのスキマができる場合、そこにパイプハンガーを取り付けることで、濡れた傘やレインコート掛けになります。
ほかにも、
- タンスの上に棚を付けて部屋の上部空間を利用する
- 出窓下に収納棚を造る
- 壁の厚みを利用して本棚にする
- ダイニングのテーブルの下にキャスター付ワゴンを入れる
- いつものチェアーをベンチ式box収納のある椅子に換える
…など、いろいろな工夫ができます。
「収納」は物をしまいこむのではなく、物を使いやすくするためのスペースです。
手が届く高さ、奥行きなどを確かめながら、空間の活用方法を考えてください。
わずかな「スキマ」が、使い勝手の良い空間に生まれ変わるはずです。
「キッチンの収納編」もあわせてご覧ください。
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