Case.125　暮らしを愉しむマルチな土間空間

居住空間とつながる小屋（土間空間）を室内干しや軽い運動、お酒を嗜むなど、様々な用途で使える空間にリフォーム。新旧が融合する歴史を感じる空間に生まれ変わりました。

―　外まわり　―

東側のトタン外壁は、台風などの雨のしぶきで色褪せやサビが酷くなっていました。木目調の金属サイディングに張り替え、長く安心して暮らしていただけるようにご提案しました。既存の玄関まわりの素材に合わせた落ち着いた色味をセレクトしました。

［ before ］

［ before ］

［ after ］使わなかった窓を１つ撤去

［ after ］劣化していた杉板も張替え

―　小屋　―

暗い印象だった小屋は、天井の高さを変えて開放感をつくり、内装材に工夫しました。壁は白でまとめ、床には明るい色味のタイルを貼りました。天井部分の梁や土壁は残し、照明を当てることで奥行きのある空間に。

［ before ］

［ before ］

［ after ］物干し空間には天井をつくり、クロスで仕上げることでホコリが舞いづらい工夫。

［ after ］

［ after ］

［ after ］

物の置き場所に困っていらっしゃったので、壁面に大容量の収納棚を設置し、趣味のものや農具などを好きなだけ置けるようにしました。

［ before ］

［ after ］

土間の天井を取り除いて空間が広がったことで、屋根裏部屋がアクセントとなって大胆かつ雰囲気のあるお部屋に仕上がりました。屋根裏天井の木目を照明で照らすことで古民家の雰囲気が漂うかっこいい空間に。

［ before ］

［ before ］

夜になると照らされた屋根裏部屋のインパクトが増し、隠れ家のようなワクワク感と梁のカッコよさが相まってお酒がすすむお部屋に。

－ トイレ －

壁紙にひび割れや汚れがありましたが、トイレを取り外して張り替えるのは、大がかりになるし大変…と思い断念されていました。機器はそのままで壁も床も張替えらることをお伝えし、トイレ内装リフォームをされました。色味や柄も気に入らないと悩まれていたので、今の好みに合う内装にコーディネートしました。

［ before ］水色っぽいクロスだったため寒い印象だった。

 

［ before ］

［ after ］ホワイトの壁に床はヘリンボーン柄でコーディネート。シンプルかつ温かい印象になりました。

［ after ］

［ before ］

［ after ］奥様が気に入っておられたクロスは縁側とつながるトイレの入口に貼りました。

物置になっていた部屋を様々な用途で使いやすく

───リフォームを決められたきっかけは何ですか。
土間は、床がじめじめしており動物が床下に入り込んだり、冬は隙間風がひどいことに悩んでいました。使わない物の置き場となっていた部屋を、使いやすくしたいと思いリフォームを決意しました。

───当店を選んでいただいた理由は何ですか。
どうリフォームしたらいいか全く分からなかった部屋だったので、色々アドバイスを頂けたことが良かったです。古民家風の雰囲気のある部屋にするにはどの梁を残せばスッキリするか、壁はどうするかなど何度も相談できて、言ったこと以上に提案してもらえたのが決め手でした。

───リフォーム後の暮らしはいかがですか。
不満が募っていた部屋が想像以上に雰囲気のある綺麗な空間になってすごく気に入っています。近所の友達を集めてホットプレートでバーベキューをしたり、お気に入りの家具を買って憩いの場としても使っています。友達からは、照明によってより目を引く屋根裏部屋が子ども心を誘ってワクワクする部屋だと言ってもらえてとても嬉しく思っています。

リファイン近江八幡：担当より

屋根裏に続く建物の特徴を活かすため、厨子の一部床（土間天井部分）を取り除き土間と厨子の空間を一つに繋げることで、空間に広がりを持たせました。またそれによってよく見えてくる屋根裏の天井に化粧板を貼り、そこにアッパーライトを当てることでかっこよくかつ大胆な空間に仕上げました。雨の日の室内干しとしても使いたいとのことでしたので収納できる物干し竿を設置し、部分的に土壁からクロスに張り替えることでホコリが出にくいようにしました。

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