春の日差しがまぶしい、今日この頃ですiconN10
皆さま、お元気のお過ごしですか~? 
こうほう@まっちゃんですface02
ご存じのとおり、熊本で大きな地震が起こりました。
自然災害とはいえ、多くの犠牲者が出て、
多くの家屋が倒壊するなど、被害状況を知るにつれ心が痛みます。
余震が続き、地震活動はまだ活発な様子。
避難されている方々の不自由な生活を思うと、
家族と平穏に暮らせることに感謝しなければと思います。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、
被災地の、一日も早い復旧をお祈りいたします。
ニュースの映像や罹災された方のインタビューを聞くと、
倒壊した住宅は、昭和56年以前に建てられた、
いわゆる、耐震基準の低い、古い家屋が多いようですね。
国土交通省のホームページによると、
建築基準法に基づく現行の耐震基準は、
昭和56年6月1日に導入されました。
そして、過去の大きな地震のたびに、
この耐震基準は見直されてきました。
昭和46年(1971年)
短い柱のような基礎が建物を支えていた昔ながらの
独立基礎から、より基礎を安定させるために、
コンクリートが水平に連続する、布基礎が義務付けられる。
昭和56年(1981年)
大地震で倒壊しないために、布基礎に鉄筋を入れることが多くなり、
家の規模に応じて必要な壁の量(長さ)や、
筋交いの強度が改正され、壁が多く必要とされる。

筋交い
平成12年(2000年)
地盤の強度に応じた基礎をつくるために地盤調査が義務付けされ、
より構造体を、強化するために、補強金物が規定され、
壁の配置やバランスの規定、壁の量の計算も義務付けられた。

構造合板

耐震金物
今回の地震では、震度7以上の大きな揺れが、
連続して起こったため、最初の揺れで持ちこたえた家が、
二度目の揺れで大きく壊れてしまったといわれています。
耐震対策が施されていても、安心はできないのです。
とあるテレビ番組で、建築家の方が話されてました。
「地震で、一番大切なのは建物ではなく、人の命です。
 建物が、一瞬にして人の命を奪わないために、
 人が逃げのびる時間があるように、揺れに対して、
 少しでも長く耐えられる家をつくることが大事です」
建築の技術は進んでいます。
耐震だけでなく、大きなビルのように、
免震、制震の構造を持つ建物もつくられています。
リフォーム工事でも、耐震相談、施工が増えてきました。
心配な方は、ぜひ、相談にお越しください。
特に、56年以前に建てられた木造住宅に関しては、
各市町で、耐震診断事業を行っているので、
(補助金が出るところもあります)
耐震診断を受けることをおすすめしています。
守山市での、耐震断について、→ こちら
耐震診断、補強設計、耐震改修工事の補助制度もあります → こちら
わが家は、安心、安全な住まいであって欲しいですね。
参考資料
国土交通省
建築委基準法による耐震基準の概要 → こちら
地震に強い家をつくる耐震構造とは
パナソニック 住まいの設備と建材  )
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